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『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』

 先日『スローターハウス5』を再読したので、こちらも読んでみた。うーん、『スローターハウス5」以上に観想を言葉にするのに困るな。

 恋愛的な意味ではなく、広い意味で……人間という隣人(ヴォネガットっぽくいえば、馬鹿で滑稽でそれでいて憎めない大好きな隣人)を愛することなのだけど、自分にとって特別ではない誰も彼もを気にかけることが可能なのか、というテーマに思える。作中にあったように大学で1年や2年学んだ人がよく考えるアレだ。その闘いであり敗北の物語なんだけど、エリオットのことを思う時に、「ほんの少しの博愛なる気持ち」を持ってみてもいいんじゃないかなあ、と思わせる小説だったかなあ……。

 あー、そうか、中村一義だ。ピース!

 

 

JUGEMテーマ:読書

| SF近辺の作品 | 02:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
☆『バーナード嬢曰く』

 3巻まで読んだけど、面白かった!

 ツイッターにも書いたけど、町田さわ子と神林しおりとの友情がもうずるい。新幹線に乗ってるときのメールのやりとりとか、人生の走馬灯について語るとことか、雪が降る中日に凍えながら本を読んで待ってるとことか、プールサイドで読書とか(調子よく読めて足でばちゃばちゃするのも!)、始まらなかった往復書簡とか、ケンカしてケンカしたことに驚いて一晩悩んで仲直りするとか。青春が過ぎる! いい!

 

 それと、まあもうてんで更新してないし、さほど誰かに勧める目的で書いてるわけでもないけども、こんなブログを書いてた端くれとして、人に物を薦めることとその困難さについて考えることがあります。誰かと誰かの好みがぴったりくることは難しくて、近そうなところにいるのに意外としっくりこないこともしばしば。(まあ、個人的な感覚でいえば、本を読むのが好きな人わりにどんなジャンルの本でも楽しむ人が多くて、SFだファンタジーだと絞れてれば結構ヒットする印象がある。映画もわりとそうかな。とにかくもう、音楽のピンとこなさといったら……!)

 あれこれ考えてはうまくできずに、というかこの短い文章を書くのにすらうんうん唸ってるわけです。でも、もっと単純なことなのかもしれない、っていう素敵な台詞を引用して終わります。

 「どんなに優れたレビューよりも/友達が楽しそうに喋ってる姿を見るほうが/ずっと強く/「読みたい」と思わせられるんだって」

 素敵だ!

 

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

| SF近辺の作品 | 01:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
『継ぐのは誰か?』
  ぽっかりと暇になったので、メモを切り貼りコネコネして投稿ー。

・日本作家でやっぱ読みやすい。日本沈没は読んだことあるけど、結構小松左京は文章ぎっちりなのね。まあそれでも読みやすいは読みやすいんだけど。
・60年代末の作品だけど、未来感はいま読んでも結構ある。現実の方がいまだに全然平和でないということもあるけど。ニューヨークの懐古趣味というか、黄昏感はなんか新鮮な表現。
・フリーセックスって、未来に流行るのかしらね。妊娠は防げても感染症はなかなか難しそうだけど。日本の倫理観ともあわなげとも思う。キストモ的なものの延長で……難しいかなあ。こないだ婚外子のニュース見てて思ったんだけど、男女間の感覚ってあんまり変わってないというか変わっていかないんじゃないかと思う。まあ自分の周りを見てるだけなのでまったくアテにならないんだけども。
・あとやっぱ、古いSFって、携帯とネットは現実の方が追い越してるのかな。想像力の中に入ってなかったというか。似たようなものはあっても、ちょっと装置が大げさすぎたり。

 てなことを一章を読んだところで思ってたら……
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| SF近辺の作品 | 14:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
『タンジェント』
 箱根の日帰り温泉に行くときに読み始めました。旅行とかで必ず本を持ってくのだけど、大体読まないのよね! 今回の旅行で私は……一話も読めませんでしたあぁぁ!(時事ネタ)

 近ごろ、もうそれはそれはお金がなくてですね、このブログを一番がんばってたころぐらいの貧しさと戦っておるわけですが、そうなるとマンガを買うのすら、我が家の家計にかなりの打撃を与えるのですね。で、それなら今はダンボールに詰まっている文庫本をマンガ感覚で、スナック感覚で読もうよ、と思い立つわけです。なのでこのブログもファッション感覚で書いていきますよ! ファッション感覚?

 全体でいうと、正直あんまりピンとこなかったかなあ。個々に面白いと思うものはあったのだけど……雰囲気いいなあ、“と思うんだろうなあ、と思った”作品が多かったかも。
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| SF近辺の作品 | 19:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
『戦国自衛隊』
 思い出したかのように、思い出しました。
 最近Evernoteで日記をちまちま書いてて(なんかオシャレ!)、細切れの読書感想文も日記の中に含まれてます。なのでそれを適当にまとめたりなんかしてアレしたらソレかなあって。つうか、だいぶ前にツイッターを使ってどうたらなんてことも書いてましたね、ハハハ。

 んで、ある日ふとダンボールをごそごそして出てきた戦国自衛隊を読んだのでした。
 すごくストレートに面白い本だなーという感じ。僕の勝手なSFのイメージからすると、少し捻りというか意地悪さというか捩くれ感が足りないくらい。
 あとあれよね、歴史がさっぱりわかんないんで、そこが読んでてつらい……いやつらくはないか。知ってたらもっと盛り上がれたんだろうなーっていう。高校出てないとつらいわあ(問題のすり替え)。

 もうこのくらいの感じのメモでアレします!
| SF近辺の作品 | 19:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
☆『マイナス・ゼロ』――いかに?
 1945年の東京。空襲のさなか、浜田少年は息絶えようとする隣人の「先生」から奇妙な頼まれごとをする。18年後の今日、ここに来てほしい、というのだ。そして約束の日、約束の場所で彼が目にした不思議な機械―それは「先生」が密かに開発したタイムマシンだった。時を超え「昭和」の東京を旅する浜田が見たものは?失われた風景が鮮やかに甦る、早世の天才が遺したタイムトラベル小説の金字塔。

 だいぶ前、復刊する前にブッコフで発見して(なので表紙の色が薄いほう。amazonの写真が古いほうだけ薄いのかもしれないけど)、ずーっと本棚で寝てました。実はこの本と先日紹介した『永遠の森』と『アド・バード』が、なんとなく自分の中でセットになって本棚で僕をにらんでいたのです。でまあ、先日『永遠の森』も読んだわけで、こちらもと読み始めました。

 やー、こいつは面白い! なぜかいまさら三国無双4にどハマリしてて、毎日毎日一般兵からのし上がるバイオレンス・サクセス・ストーリーを楽しんでるんですが、それでもやっぱ寝る前に少しだけ本が読みたいわけです。普段なら夜3時ぐらいにはいいかげん布団に入るんですが、それが無双で30分〜1時間ぐらい伸び、さらにこの本が、この本がもう、僕を寝かせてくれなかった! おかげで肌が荒れた荒れた。どうにか戻ってきたお肌のコンディションがもう最悪ですよ!

 何の話でしたっけ。そうそう、それぐらい面白いってことなんですこれが。『永遠の森』は連作短編だったからまだよかった。こっちは長編ですよ。でもってタイム・トラベルものって(いろんな種類があるとは思いますが)構成上ミステリーにも似た、先が気になって読ませるタイプじゃないですか。読んでていったいどこで中断すればいいのか? という、まあ現実的にこれ以上は明日起きられない! というところで切るんだけどおかげで妙に目は冴えるし……とにもかくにもお肌が大変ですよ! せっかくこの間温泉行ってきてつるつるになったというのに! ビタミンとかちゃんと摂って維持してきたというのに!

 ネタバレにならない範囲だと思うんでちょっとここで。
 時間物の作品が面白いのは、話を作る上でパラドックスが起きる・起きないどちらにしても、必然性を強く描けるからなのかなあ、とか思いました。起こらない場合は、「この状態でどうやってああなるの?」というところから既知の状態に綺麗に落ちていくところが気持ちよかったりするし、起こる場合でも、起こらないようにつじつま合わせするのとかがそうですね。パラドックスが起きちゃった場合でも、それが原因でこうなったていうのがはっきり見えるわけだし……ってこれは“必然性”って言葉で表していいのかしら。言葉が出てこないす。やっぱミステリーに近いともいうのかなあ。
 あとはそうだなあ、過去に行くタイプだと、過去というものがもはやないものであるのがやっぱ大事なのかなあと。ほら、遠距離恋愛とかもそうですけど、何かに隔てられた思いってのは切ないじゃないですか。そう、もはや失われた健康な肌……ああなんてことだ(まだいうか)。

 美容のことばっかり書いてる気がしてきました。まあそんなわけで、あとはネタバレがあるような感想になります。

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| SF近辺の作品 | 03:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
☆『永遠の森』――「綺麗ね」と彼女は言った
  地球の衛星軌道上に浮かぶ巨大博物館“アフロディーテ”。そこには全世界のありとあらゆる芸術品が収められ、データベース・コンピュータに直接接続した学芸員たちが、分析鑑定を通して美の追究に勤しんでいた。総合管轄部署の田代孝弘は、日々搬入されるいわく付きの物品に対処するなかで、芸術にこめられた人びとの想いに触れていく…。優しさと切なさの名手が描く、美をめぐる9つの物語。日本推理作家協会賞受賞作。

 先日、箱根旅行したときに持っていきました。9つの短編連作で、まあ旅行中は1作しか読まなかったんですけど、帰ってきてから寝る前に一篇ずつゆっくり読みました。
 とても、ゆっくり読むのにいい本だと思います。先を、先をと、次の話へと急がせる何かはないんだけど、全体的に文章は読みやすく、一作一作は結末へ本を繰る手を進ませ、じんわりとよさを実感できます。最後の話まで来たときには、話が終わってしまうさみしさが残りました。
 あらすじ紹介で「優しさと切なさの名手」と書かれていますが、泣ける話とか期待して読むとそうでもないかも。たしかにそのとおりの名手だとは思うものの、ゆっくり染み入るタイプの語り手のように思いました。

 ではあとはネタバレの感想になります。
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| SF近辺の作品 | 04:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
あぁ土日
 タイトルで「あぁどにち」と入れて変換したら「アラド日」とか出てきて、ふざっけんなこの、アラド戦記なんか5分で飽きたぞこのやろう! って思い出した。でも、トップページ行ってみたら「谷センセイの憂鬱」とか書いてあって、やるなアラド戦記、とか思った。どうでもいい。

 最近僕の体が丈夫になってきつつあるかわりにか、お連れ様がよく風邪をひいてしまう。先日も熱が38.8とかまで上がっちゃって、おとなしくしていました。でまあ日曜日にはだいぶよくなってたんで、まだ見てなかったガンダムウィングの「Endless waltz」のほうを見ました。

 感想。そんなにガンダム見てないんだけど(ファースト、Z、逆襲のシャア、ポケットの中の戦争、W、これだけかなちゃんと見たのは)、ガンダムにしてはすっきり終わったなあ、という印象。基本的にはTVシリーズ見てた人が見るもんだろうけど、ファンが見るにすごく面白くなってるという感じでよくできてたと思った。

 ちょっと面白かったところ。
・ウーフェイがまだウダウダ言っててだいぶヒイロがまともに見えてきた。でもウダウダにケリつけられてよかったねウーフェイとか最後は思ってしまった、不覚にも、ウーフェイのくせに!(ひどい言い方)
・マリーメイアの幼女っぽい高貴な喋りかたは、それだけでちょっと笑える。
・ゼクスにはネーミングセンスがない。
・ガンダムパイロット達の過去の話がちらちら出てくるんだけど、ヒイロのがすごかった。OPに出てくるマンション群の残骸、あれはヒイロが関係してたとは! てゆかあんなにマンション壊れるのか!? とお連れ様が大爆笑、僕もかなり笑ってしまった。でもまあ、エピソードとしてはなかなかよくて、そこを踏んでのクライマックスのヒイロの独白はよかった。
・そんな中でもドロシーのエピソードが突出して光った。金色に。「私(わたくし)の車に乗せてさしあげますわ!」とか言って出てきたトラックが金色。さすがすぎる。腹がいてえ。一台ピンク色のもあったけど、あれはリリーナが所有してるのかもしれん。

 まあそんなこんなでした。茶化してるようだけど、面白かった。よくまとまってたし、終わりかたもよかったよ。
| SF近辺の作品 | 10:46 | comments(2) | trackbacks(0) |
『インベージョン』を観に行った
 近頃ちょこちょことDVDで映画を観てるので、勢いづいてついに映画館に行ってきました。能動的に映画館に行くのって二回目です。ついでに今まで行った回数も五回目ぐらいです。映画館ってすごいね。レイトショーに行ったんだけど、あんなに大音量でご近所から怒られないんだからすごいね。
 でもほんと、近くのワーナーなんちゃらシネマに行ったんだけど、結構すごいなと思ったのがフロアが異空間な感じで、ええとなんだ野球場行ったときみたいにテンション上がっちゃいましたよ。上がりすぎてポップコーンとタコスと飲み物を買っちゃったりして。両手に抱えてうきうきしながら席まで行っちゃったよもう。まあ考えたら普段から観ながら食べないから買うべきじゃなかったんだけどね。帰りの電車の中でポップコーンを食べるはめに。でも楽しかったのでいいか。

 てわけであとはネタバレしながら感想を。あ、映画館補正で☆は4/5ぐらい、補正なしだとどうだろう、3.5ぐらいか? オススメはまあないかなあてところ。
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| SF近辺の作品 | 19:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
『トゥモロー・ワールド』
評価:
クライヴ・オーウェン,ジュリアン・ムーア,マイケル・ケイン,キウェテル・イジョフォー,チャーリー・ハナム,アルフォンソ・キュアロン,P.D.ジェイムズ
ポニーキャニオン
¥ 2,779
(2007-03-21)
 オススメしたいかどうかを考えるとちょっと悩んでしまう作品ですが、すげえよかったので覚え書き。しかし王様のブランチかなんかで紹介されてたのとはまったく別物の作品のような。「子供が生まれなくなってしまった、その秘密とは!?」みたいな煽りだったような。そこで煽りたくなる気持ちもわかるけどなあ。つっても本当に王様のブランチだったのかどうか……昨日『Vフォー・ヴェンデッタ』見たときも「王様のブランチの紹介ちがうじゃん!」とか言っちゃったんだけど、いっつもあの番組のせいにしてるような。
 あと、作中で使われてる曲にいいなと思うのがあって、調べてみたらキング・クリムゾンの『クリムゾン・キングの宮殿』という曲でした。プログレは、この曲の入っている同名のアルバムと、ピンク・フロイドの『狂気』ぐらいしか聞いてないんだけど、結構好きだから他の有名なアルバムも聞いてみようかなと思いました。

 ってわけでネタバレしながら。
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| SF近辺の作品 | 16:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
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