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森博嗣の<S&M>シリーズを読み終わった。その1
幻惑の死と使途―ILLUSION ACTS LIKE MAGIC
幻惑の死と使途―ILLUSION ACTS LIKE MAGIC
森 博嗣

  三週間ぐらい前のことですけど、ふとミステリづいて読みかけになっていた<S&M>シリーズを読みきろうと思いました。短編集はどうにも(古本屋で)見つからなかったので飛ばして『幻惑の死と使途』から読み始め、今月の頭ぐらいに最後まで読みました。やはりとても面白かったのですけど、一つ一つ書いていけそうにないので少しずつ感想を残しておいてあとで自分で読んだりして、それを想像してむなしくなったりします。まあ、いいじゃない。

『笑わない数学者』
 この本を既読で、かつぼくの書いた前二作についてのどうにもならない感想までもが既読で奇特な方ならわかると思いますけど、やっぱりP.458以降の会話や思考が好きです。
 あと、前作に続いてトリックがわかってついでに犯人もわかってちょっと嬉しかったです。まあ以降の作品ではそうならなかったんですけどね。
『詩的私的ジャック』
 なんとなく、割り切れることが面白いってのと割り切れないのが面白い、ってのは両立できるだろうし、逆もあるだろうなと思いました。
『封印再度』
 大学教授らしい、教育・学問観についての述懐が面白かった。「学問には、教育という不躾な言葉とはまるで無関係な静寂さが必要であり、障害物のない広い見通しが不可欠なのである。小学校、中学校と同じように大学校と呼ばない理由は、そのためであろう。大学とは、教育を受けるのではなく、学問をするところではなかったのか?」(P.80)
☆『幻惑の死と使途』
 読者の犯人探しとしてはちょっとずるいと思ったけど(これがミステリとしてアンフェアかどうか、ということはさっぱりわかりません)、そう、たしかに幻惑されてしまったし、それをすっぱりと解体されてなお、これはたしかに幻惑ってやつだな、と思ったのでよかったです。シリーズ内で3番目か4番目に好きな作品。前作にあった、犀川の日記についての評もそうだし、今作のP.351のウェブページの未来について洋子が「カラオケみたいなもんね」と言うのには笑ってしまった。いやまったくそのとおり。ぼくなんかも発作的にブログを書くし、それとまったく同じ感覚で発作的にカラオケに行きたくなる。そんでたいていは後悔するんだな。あーあ。

 書いていてだんだん疲れてきたので、残り4作品についてはいつかやってくるであろう次回更新(はたまたその先か)にまわしておきます。
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