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☆☆『新版 指輪物語〈4〉旅の仲間 下2』
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とても便利な「中つ国Wiki

 文庫版4巻です。
 このところブログをあまり、てかちっとも更新してなかったので、思い出しながら書きます。ああ、こういうとき、ほんと線を引いとくと便利だなあ。こういうとき、つくづく本って(線を引いてあったり付箋を貼ってあったりすると特に)外部記憶だよなあと思うわけであります。

 そういうわけで、以下既読向けなんだかそうじゃないんだかわからない感想につづきます。
 
 
 
 
 
・ロスロリアンの森を恐れるボロミアに向かってアラゴルンのセリフ。
「『無傷で』とはいわれるな。だが、『変わらないで』といわれるのであれば、多分真実を話されたことになろう。」(P.48)
 で、森の中では時間の感覚を失うんですよね。
「だれだってあそこじゃ時間なんてものはないと思うこってしょう!」「あの国でわたしたちはよそではもうとっくに過去のものとなった時間の中で暮らしていたのかもしれない。」(P.167-8)
 こういうの読むと、僕なんかはどうしても三つ子の魂的に『ロードス島戦記』を思い出してしまいます。ああ、そうか、この辺も踏襲(引用、コピー、パクリ、インスパイア、オマージュ、意識、影響、まあなんでもいいですが)してるんだなー、と。モリアの場合も、ロードスでドワーフの大洞窟(だったかな)を通るシーンがあるし、ロードス一巻は、メタ物語チックなところまでちょっと似てると思うし、すごく意識したのかなーと思います。
 で、これは良し悪しあると思うんですが、トールキンがもうやたらめったら作りこみまくった世界と比べて、ロスロリアンやモリアで比べてみても、ロードスのほうが全然作りこみが甘いんですよね。こういうと悪く言ってるみたいですが、良し悪しと上で書いたのは、やっぱりロードス(や背景のソード・ワールド=フォーセリア世界)は(T)RPG的なんだな、と思うからです。つまりある程度作りこみが甘いことでゲームの舞台に使う場合、結構自由にやれるんじゃないか、ということです。指輪物語のTRPGもあったみたいで、詳細は知らないんですけど、世界の作りこみ具合は背景情報としてうれしいけど、結構身動きとりづらそうな気がするんだよなあ。「これは絶対こうではない!」という部分が多そうで。で、ロードスなんかはその辺は比較すれば結構自由にやれそうです。とはいえ、中つ国に想像力の余地がないとかそういうんではないんですけど、うーん上手くいえないなあ。
 まあそんなことを考えるとLotROもなかなか難儀なゲームですね。正直トールキンの世界からずれてないか? と思う部分もあるんですけど、ゲームとしてはしょうがないところもあるし、大変だよなあ。って、LotROの話かよ。

・映画でものすごくいいシーン(演出)をもらったボロミアのこと。こうやって読み返してみると、原作のボロミアが指輪に蝕まれていくところも迫力がありますね。特に「贈り物」と口にするところがいいよなあ。あと、映画のイメージが強すぎて勘違いしてたんですが、ボロミアの死闘はこの巻じゃなくて、次の巻の冒頭で書かれてるんですよね。すっかり忘れてた。

・迫力といえば、アモン・ヘンの山頂でフロドが指輪を外すシーン。視る椅子に座った辺りからの流れがすごく好きだなあ。
 かれは自分が叫んでいるのを聞きました。「絶対に、絶対に!」と。あるいはこうだったのでしょうか? 「まちがいなくまいります。あなた様のもとにまいります。」かれにはどちらともわかりませんでした。(P.198)
 あまり長く引用してもあれなんで一部だけにしましたけど、この前の、視る椅子の広大さを感じさせるところ、情勢を知らせるところ、そしてモルドールの目にまで達するところもいいし(映画でもここを再現してたのはなかなかマニアックでよかったと思います)、指輪を抜き取ってフロドの頭上を黒い影が通り過ぎていくまでの緊張感もたまらないです。

・最後にP.208でサムが自分の頭をぴしゃりとやるシーンがあるんですが、LotROで自分の頭を叩くエモーションがあるのはここからか! と気づきました。あっはっは。食い込んだパンツを直すのとかもあって、変なところが細かいのはいい。って最後もLotROの話かよ。
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