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『継ぐのは誰か?』
  ぽっかりと暇になったので、メモを切り貼りコネコネして投稿ー。

・日本作家でやっぱ読みやすい。日本沈没は読んだことあるけど、結構小松左京は文章ぎっちりなのね。まあそれでも読みやすいは読みやすいんだけど。
・60年代末の作品だけど、未来感はいま読んでも結構ある。現実の方がいまだに全然平和でないということもあるけど。ニューヨークの懐古趣味というか、黄昏感はなんか新鮮な表現。
・フリーセックスって、未来に流行るのかしらね。妊娠は防げても感染症はなかなか難しそうだけど。日本の倫理観ともあわなげとも思う。キストモ的なものの延長で……難しいかなあ。こないだ婚外子のニュース見てて思ったんだけど、男女間の感覚ってあんまり変わってないというか変わっていかないんじゃないかと思う。まあ自分の周りを見てるだけなのでまったくアテにならないんだけども。
・あとやっぱ、古いSFって、携帯とネットは現実の方が追い越してるのかな。想像力の中に入ってなかったというか。似たようなものはあっても、ちょっと装置が大げさすぎたり。

 てなことを一章を読んだところで思ってたら……
 ・話が動き出す二章辺りからどんどん盛り上がって、かなり一気に読んだ。クラークの幼年期の終りみたいな風かと思ったけど、だいぶニュアンスが違った。あくまで(旧)人類にフォーカスしてるというか。あっちはもっと、上位の存在に否応無く支配されて、その上にさらに存在があるという、その宇宙のダイナミックさ途轍もなさが魅力だったけど、こっちは、人類のどうしようもなさ無力さに焦点があるような。
・環境問題についてはそうでもなかったけど、ネット(化)社会とその危機を1968年の時点で描いて見せるのはすごい。今でこそ普通にイメージしやすいけど、当時はどうだったのかなあ。この前読んだタンジェントは、全然ネット社会がなかったのよね。あっちはだいたい80年代の作品ばかりだったけど。こっちは68年か。うーむ。ネット(的なもの)は、二章から出てきたからこんなこと書いてたんだな。つうかEvernote便利だな。

・それと、良かった表現を引用メモ。
「自分たちを支配しようと志している異種族の若者に対して、それと知らずに抱きつづけてきた友情は、こんな場合、どう処置したらいいのだろうか?」(P.333)
 これは味わい深い……。

 次は『ブラッドミュージック』でも読もうかと思ってたけど、結局読まなかったなー。
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