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☆『錦繍』
評価:
宮本 輝
新潮社
¥ 529
(1985-05)

 みなみなさま、お久しぶりです。といってもこの文章を読んでいるどなたかあなたの時間にも、このお久しぶりは時間の経ったものになっていると思います。ものすごく久しぶりにブログを更新です。自分のブログなのですが、勝手がわかりません。他人の家であれこれと試しているような居心地の悪さを覚えています。ここをしきりに更新していたときと違って、今はそこまで熱心に手を時間をかけられなさそうなので(すでに言い訳)、簡単に書いていきます。こんなことを書くのもこの10年で何回かあったような……。

 まあ、なんですか、『錦繍』を読み返して、まんまとブログを書いてるわけなんです。ただ何を書こうとしているのかもよくわかりません。でもあてどない文章を書きたくなるような本だってことは言えるのでは。
 初めて読んだのはもう14,5年前のことで、さっぱりすっかり覚えておりません。なのでそれはそれは新鮮な気持ちで再読したのですが、とてもよかった。

 えーと、「とてもよかった」から先が続きません。ツイッターですらリツイートするばかりで、何かを語る機会というか気持ちというかが減りに減ったので、文章の書き方……じゃないな、これだとテクニック的なことになるから……文章化のやり方とでもいうのかがまったくわかりません。単に照れてるのもあるかな。普段書いていると慣れちゃうから。ツイッターを触り始めたときは、冗長な文章を書きがちな自分にはあまり向かないサービスだなと思ったものですが、もはや冗長な文章すら書けなさそうです。

 

 先日喫茶店に行くときに、久しぶりに文庫本を持って出かけたんですが、そのときに読んだのが『スローターハウス5』。これも同じく14,5年前に読んだ本でその読書がとても心地よかったので、次に『錦繍』を手に取りました。

 この本が、送る相手がありつつも、返ってくる見込みのないボールを投げていたように、また、ずっと心に残っていた“おり”が文章化することで少しずつ形がつかめたり、消化できたりしたように、そんな風に文章を書いてみたらどうかなと思ったんですが……まあそれはそれとして。

 とにかくよかったんですよ。通勤で久しぶりに電書じゃなくて本を読んで、何年かぶりに文章を書いちゃうくらい、よかったんです。

 

 最後にとても素敵だと思った一節を引用して終わります。廃墟のようなブログにふらりとやってきたあなたへの祈りです。

 

 「私、一心にお祈りいたします。私は信仰を持っておりませんから、何に祈ったらいいのかわかりません。でも祈ります。そう、この宇宙に祈ります。お商売の成功と、あなたのしあわせな未来を、この果てしない永遠の宇宙に祈ります。」p.194

 

JUGEMテーマ:読書

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